「大学受験資格にTOEFL」だそうで

Twitterを離れてから2週間以上が経ったんですが、まあFacebookはちょこちょこ見てたりして、タイトルのニュースを目にしたのでありゃまあと。

 

大学受験資格にTOEFL 国内全大学対象 自民教育再生本部、1次報告へ

http://sankei.jp.msn.com/life/news/130321/edc13032101310000-n1.htm

僕も実はこっちに来た頃とか、あるいは学部の4年次あたりではとりあえず入試TOEFLにしとけばいいんじゃんみたいなそういう荒っぽいこと言ってたのですが、まあそういう問題ではないんですよねということはTwitterで勉強しましたいやこれは本当に。試しにTwitterで「自民党 TOEFL」で検索してみるとこんな感じ→https://twitter.com/search/realtime?q=%E8%87%AA%E6%B0%91%E5%85%9A%E3%80%80TOEFL&src=typd

Togetterのまとめはあるかなと検索してみると一件だけヒット。あまり閲覧数は多くないですね。

自民党の入学資格にTOEFL推進への各種コメント

そんでまあ同じ日本人の留学生の方がこのニュースの記事をシェアなさっていて、しかも割りと前向きなコメントだったのでちょいちょい待ってくださいと思って

日本の大学生にですら難易度の高いTOEFLでどの程度を求めるのかは気になります。そもそもTOEFLで日本の大学生活に必要な能力を図っているかという点も。TOEFL導入すれば万事解決みたいなTOEFL信仰の人多すぎですね。

僕はそもそも「日本全体」に求める英語力のレベルがTOEFLでスコア出せるレベルであるべきかというのも懐疑的ですし、受験に必要となってくれば対策するのは学校教育機関になりますよね。TOEFL(「スピーキング力向上」が目的ならiBTですよね)がそこで対策できるレベルの試験だとは思いませんし、だとしたら生徒は自学で対策するか、TOEFL対策の学校に通うという選択肢を取ることになるでしょう。そういうことが可能なのは、そこに投じることができるリソース(主にお金)がある家庭の生徒だけになります。またTOEFLはそもそも受験にかかる金額がかなり高額ですので、何回も受験というわけにはいきません。多くに開かれているべき受験の機会が制限されてしまうことになりますよね。入試が日本の英語教育に及ぼす影響は多大だとは思いますしそこが変わると日本の英語教育も変わるかもしれませんが、そもそも大学入試というのはその大学が求める生徒を弁別するためのテストであって、それに英語教育を任せるというのもどうかなとは思います。というのは、日本の高校生の半分は大学入試を受けないからです。そういった複雑な要因が絡み合った問題なんですね入試とTOEFLの話は。国は計画だけぶちあげといて教育にはほとんどお金出しませんしね…

ってコメント残したらその方のご友人の方からなんか飛んで来まして

この記事に関しては自分も最初おおってなりましたけど、実際あまり期待はできないですね。。。日本は理由は何であれ、国際化を倦厭して、このご時世いつまで経っても英語教育に力が入りません。小渕さんの英語第二公用語化提唱あたり、英語教育改革が激しく議論されるようになってからもう既に10年以上経っていますが、反対の声も強く、思うようには進んでいません。閉鎖的で既得権益が様々に絡み合う日本では改革は進みづらいですね。東大秋入学の話が出た時も少し期待しましたが、結局教育者の不足や社会制度の問題等で実現困難との見通しのようで、やはりそれが日本かと少しがっかりしました。TOEFLを用いることに関しては、確かに$200の受験料はネックではありますが、かずやさんの言うとおりこれが実現すれば進学先の視野は広がるかもしれません。現行の日本の教育制度は大学受験のための高校、高校受験のための中学といった形であり、大学入試を変えるということは、それに応じて小中高のカリキュラムの変更等につながるでしょう。受験機会の格差は、高校教育がTOEFL出題範囲をカバーする限りさほどではないと思います。現在でも予備校に行ける人と行けない人で格差は十分ありますが、それでもなお、予備校に通っても早慶MARCHに受からない人もいれば、独学で東大に入る人もいます。やはり最終的に問題は教育者不足をどう扱うかと、保守派、反対派をどう退けるか、または妥協させるかという点に帰するのではないでしょうか。

ということなんですが、高校教育でTOEFLの出題範囲をカバーなんてそんなことどうやったら実現できるかもちょっとよくわからないですね。指導者不足というのもそれはそうなのかもしれませんが、学校教育で大学に進学するという目的のTOEFL対策をなんでやることができるのかと思います。しかもそれを元にして義務教育のカリキュラムいじるなんて意味不明すぎます。なんでTOEFLを目指したカリキュラムにしなきゃらないのかもわかりませんし、こういうこという人達がきっとオラオラグローバル思考でこれからの日本を背負おうとかしているんだったらほんと残念すぎてなりませんね。学生が海外に出ると無駄にマッチョなグローバル思考になるだけで本当に危ない気しかしません。

それからこの方は独学でも東大に行ってる人もいるとかおっしゃってますがなんでそんなマイノリティケースを出しただけで格差を是認できるのかはちょっとよくわからないですね。TOEFLの受験は万人に開かれてるとはとても言い難いのが現状ですしそれが日本の全大学受験生が必須になるような規模で実施できるようになるまでどんくらいかかるのかと思いますしね。たぶん、「リソースのない」っていうことに対する想像力が働かないんでしょうね。残念です。
進学先の視野がどうたらなんていうのはまさに、「学校で英語ができるようにならないことで将来ががが」論で、それこそ、現在でも、別にTOEFLが受験に必須にならなくったって海外の大学に進学するような生徒「も」いるでしょう。そうやってなんでもかんでも海外の方がいい(というかTOEFLのこと言ってるのだから英語圏の大学がいい)というような英語圏ワッショイ信仰は本当にやめたほうがいいですね。ほんとこれだから(ry
というわけでストレス発散したので勉強に戻ります。
では。
アメリカ New Hampshireより。
おしまい。
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