LMM?

Language Teaching ResearchでTaskの特集号が出ていました(裏話によると後づけで採択された論文を集めた特集号らしい)。そこで,とある論文を見たら,”linear mixed model analysis (LMM)”が使われたと書いてありました。

Focus on form through task repetition in TBLT

いわゆるLMEのことかな?と思いつつ読んでいると,固定効果とランダム効果をいれたモデルでうんぬんと書いてあるのでやっぱりそうかと。general linear modelというのは一般線形モデルなので普通の回帰分析や分散分析と同じだけれど,ランダム効果をいれたものは(general) linear mixed-effects modelと呼ばれる(ただし普通GLMMはgeneralized linear mixed-effects model)。つまりmixed effectsとつくものは変量効果をいれたもの。ちなみにgeneralized modelというのは確率分布が正規分布以外のもの。

結果のところを読んでいると,なんかF値とか報告されています。3つの2次交互作用と1つの3次交互作用がモデルに入っていると書いてあるのに交互作用項がどうなったのかとかの報告が一切ありません。そしてランダム効果の推定値も報告されていません。分析に用いたソフトウェア(RなりSPSSなりSASなり)の報告もありません。

??????????????????????????????????????

え?ていうかこれただ分散分析やっただけじゃないのか?

ちなみに,「GLM (general linear model)で分析しました」みたいなことが書いてある論文も以前みたことがあります。それって結局ただの分散分析ですよねみたいな。普通GLMはgeneralized linear modelの略です(APA第6版のp.119にもそう書いてある)。別に分散分析やったなら分散分析やったでいいからそう報告してほしいですね。なんか変にかっこつけてるのかなんなのか知らないですけど素人騙しでmixed-model使ったとかそういうの本当にやめてほしいです。ていうか査読でチェックされなかったんかいなこれっていう…

あまりLTRをdisると同じ号に載ってる先輩の論文にまで飛び火するのでこの辺にしておきましょう(※彼の論文は何も悪くありません)。

 

なにをゆう たむらゆう。

おしまい。

 

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