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実習終わりました

どうもみなさんこんにちは。しばらく実習のことについてのブログを書けていなかったのですが、火曜日に最後の授業を終えて、今日ポートフォリオを提出して実習を終えました。これで僕は全てのコースを終えたので、あとは修論の提出のみということになりました。残り日数は少ないですが、他になにも心配することがなくなったので集中して取り組みたいと思います。

さて、実習のことについてブログは書いていなかったのですが、毎授業ごとにreflectionは書いていました。それらのreflection paperとlesson planの他にresumeとかが入ってるportfolioのリンクを貼っておきます(※123ページありますのでご注意を)。resumeに僕の今住んでる住所と電話番号が書いてあるので、それは黒塗りしておきました。

https://drive.google.com/file/d/0BzA9X1kZX185UVJvZWRoVS1tZXM/view?usp=sharing

portfolioがどんな構成になっているのか目次だけ紹介しておくと、

  • Introduction
  • Resume
  • Philosophy of Teaching Second Languages
  • Description of Teaching Site
  • Goals for This Practicum
  • Personal Needs Assessments
  • Personal Goals and Objectives
  • Reflections on Observations
  • Lesson Plans
  • Reflection on Teaching

という感じになってます。これは一応先生のrubricに沿ってこういう構成になってまして、何をportfolioに含めるかも僕が決めたわけじゃないということころがちょっとトリッキーです。各lesson planの後に、その授業で使った教材のDropboxのリンクを貼り付けています。また、全部読むのだるいしって言う方がほとんどだと思いますので、目次というものを作ってみました。初めてやったのでなんか試行錯誤しながら初めてWordが俺の言うこと聞かないとはこういうことかとか思ったりしましたが、目次をクリックしていただくとその章にジャンプするようになってます。このportfolioには僕が授業でなにやったか、その授業やってなにがうまくいって何がうまくいかなかったのか、なんでうまくいかなかったのかといったことが書かれていまして、lesson planとその授業のreflectionを読んでいただくとそれがわかるかと思います。

そんなわけで、まあ色々あったんですがやっとこさ終わりました。実習が始まった頃は、終わるときの自分が想像できませんでしたし、日々の授業も本当に手探りでした。カリキュラムがないので、自分で生徒さん達が今必要としていることはなんなのかというのを毎回の授業の中で探して、あるいは提出してもらったワークシートの丸付けをする中で見つけて、それを授業に取り入れながら、また自分が大切だと思うことも織り込みつつやって来ました。なので、毎回毎回授業を考えるのに本当に苦労しましたしかなり時間がかかりました。授業の時間は一回に3時間ですが、実際にその中でやる活動というのは1つかあるいは2つほどだったのですが、それでも正直指導案を書くのが本当につらいなと思うほどでした。

一番最後の授業では、最後にも関わらず新しいことにチャレンジしてみたりもしました。詳しくはportfolioの中のreflectionを読んでもらえばと思うのですが、カレンダーを見て、ひとりずつ僕と話をしてappointmentを取付けるというtaskでした。モデルを示したり、こういうphraseやsentenceを使おうという指導を一切せずに、今ある自分のもてる全てを使ってとにかくtaskを遂行するというのを目標にしました。もちろん僕は一話し相手に徹して、コミュニケーションを断絶させないような支援以外、つまり教員的目線での支援は一切しませんでした。それをPCのボイスレコーダーで録音し、あとでみんなで聞きながらフィードバックをしていくという授業でした。実はその前の週の授業で、Can I make an appointment?という文をターゲットとして扱っていました。また、授業のイントロでそのセンテンスをもう一度復習はしたのですが、結果的にそれを会話中で使った人は一人もいませんでした。もちろん僕が担当しているのは本当に下のクラスで、センテンスレベルで産出出来る人が数名いるかくらいであとは単語をどうにかつなぎあわせてコミュニケーションするという感じです。ですがそれでも、「アポをとる」というのは彼らにとってできなくてはいけないtaskです。なのでその彼らが必要としているtaskにまず挑戦させて、自分の現在のレベルと目標の差を確認してから、じゃあそこを埋めるためにはどういうことが必要なのか、例えばまずは曜日を先に、曜日が決まったら時間を決めて、ということや、”appointment”という単語だけや”I have appointment.”と言うと、特に後者はミスコミュニケーションが起きやすいこと、そこでCan I make an appointment? まずこれを最初に言おうという流れでもっていきました。

そのあとのフォローアップ、口頭練習と、同じタスクにもう一度チャレンジさせるという段階まではいかなかったのですが、担当の先生にその部分は後日やっていただくようにお願いしました。

導入→練習→活動

という流れを僕の中では初めて無視した授業でした。

task→支援→task

といった感じでしょうか。録音した会話を聞きながらフィードバックを行う中で、「あーそうか!!」とか「そうだった!!」みたいなのが見られたので、ある程度は狙った通りの「気づき」を引き出せたのかなとは思いますが、問題はこれで気づけなかったところをどうやって埋めていくのかというところ。松井先生がおっしゃっていたことですね。

全体を通しての感想は、本当にこれはここにいるからできた体験なんだなということです。自分が初めてアメリカに来た時や、TEFLのプログラムを始めたときには、英語がほとんどわからない喋れないという人たちに自分が英語を教えることになるだなんて思っていませんでしたから。「英語を教える」ということに関して、僕が実習をやった場所が必ずしも良い環境だったとは思いません。カリキュラムもありませんし、評価もありません。学校に来て勉強する生徒よりもはるかに勉強以外に割かざるをえないリソースの方が大きい人たちでした。衣食住に困っていないというまず生活の根本のところに不安を抱えている人たちですから、それは当然理解出来ます。そのような中でも、とにかく少しでもいいから英語力を伸ばしたいと頑張ってやってきました。僕がやってきた授業は日本に帰って教員になったときに直接的に役に立つものだとは言えないのですが、それでも、初学者中の初学者に英語だけで英語の授業をやったということは、日本の中学生や高校生にもやれと言われれば英語で授業ができるということかもしれません。もちろん僕はこの実習の中でも母語でコミュニケーションが取れればどんなに楽だろうとかどんなに時間が短縮できるだろうと思う場面に何回もぶち当たりましたし、日本で教えるときには日本語は大いに授業に活用して行きたいと思っています。それは指示面やクラスマネジメントでもそうですし、日英の比較対象の視点という意味でもあります。

もちろん課題もありました。portfolioのchapter 5と6あたりで触れられていますが、日々の授業の中で生徒のニーズに合わせた授業を臨機応変に展開しつつ、一つ一つの授業を有機的に関連付けることです。これは教科書があり、指導要領があり、といった日本の中高ではあまり心配する必要がないのかもしれませんが(教科書や指導要領に縛られるという別の問題はありますが)、自分で授業を考えつつやっていくなかで、あっちにいったりこっちにいったり一貫性を失ってたと反省しています。また、授業の一部を生徒とのインタラクションで組み立てようとしたときに、どうやって自分が考えているストーリラインに(自然に)の生徒たちを乗せていくのかという難しさも感じました。授業は指導案をのとおりには進みませんし、生徒とのインタラクションは予想はできても完璧な準備はできません。いつでも予想外の反応や答えが返ってきます。それにうまく対処しつつ、「なんで?」「どうして?」といったモヤモヤをできるだけゼロに近い状態にして授業を進められるかが難しいなと感じました。とっさにいい例文やコンテクストが思い浮かばなかったり、シンプルな英語で文法を説明したりというのに苦労しました。これは自分の英語力の問題でもあると思います。

こういった課題をどうやって克服していくかが、教師の卵としての僕の次のステップなんだと思います。

そんなわけで、修論頑張ります。

P.S. 僕が7回目(最終回の前)にやった授業を先生が見に来る予定だったのですが、日程の変更によってそれができなくなってしまったために、ビデオカメラで撮影してそれをYouTubeにアップしました。公開にするのはちょっとよくないと思うので、リンクをシェアした方だけが見れる限定公開の設定にしてあります。もし興味がおありの方がいらっしゃいましたらリンクをシェアさせていただきますのでTwitter等でご連絡ください。

では。

アメリカ New Hampshireより。

おしまい。

2013-03-26 14.44.21

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2回目の授業を終えて

どうもみなさんこんにちはお元気ですか。僕は元気じゃありません。なんだか授業のことだったり修論のことだったりでもやもやしてたり体調があまりよくなかったりで、先週授業をやったのですがそのことについてブログを書けていませんでした。今日はそのことについて。といっても、先日W先生に、「日本語より英語のほうが断然読みやすい」ということを言われましたので、詳しいことは僕のreflection paperを見ていただければと思いますw

こちらが先日の授業のレッスンプランのリンクです↓

https://drive.google.com/file/d/0BzA9X1kZX185RzB6d3dwR09uckU/view?usp=sharing

Twitterでもつぶやいたんですが正直な感想をいうと、僕自身この授業は結構「やっちまった」感が強くて、あまりいい授業とはいえませんでした。復習に力を入れて、主語+Be動詞の短縮形や否定の形が言えることを確認したあとに、それらを使って否定文や疑問文を書かせてみるということをやりました。前回は口頭産出をかなり徹底したんですが、今回は「書く」ということにより重点をおきました。もちろん、僕が相手にしている生徒さんたちのことを考えると、oralのスキルの方が大事になってくるとは思いますが、普段の様子を見ていると熱心にノートに書き写す姿をよく見かけるので、「書く」ことに対する抵抗や不安はあまりない、というかむしろ書きたいという欲を満たしてあげられるのではないかなという思いもありました。

文の書き換えの問題をいくつか載せたワークシートを見ていると、スペリングミスや文頭が大文字で始まってなかったりクエスチョンマークがなかったりというミスや、疑問文生成の際の主語助動詞転倒が理解できてなかったりというようなミスが目立ちました。ちなみに今回も現在進行を扱ったのですが、これの疑問文は既習済でした。ただしこれで躓いている人がかなりいたので、疑問文を時間をかけて復習(あるいは再導入といったほうがいいのかも)するのが先にあるべきだったと反省。

最後の活動は、導入済みの語句をスロットにあてはめてのペアでのguessing gameでした。ペアの片方が9枚の中から写真を選び、その写真を”Are you ~ing?”と質問していくという感じ(レッスンプランにはIs she/heと書いてありますがなぜAre youでやったかはpaperに言及があります)。one way information gap taskともいえるかもしれません。authenticityの問題はあるかもしれませんが、pedagogical taskとしてはまあ機能していたと思います。思っていたよりは食いつきがよくて結構意欲的に取り組んでくれました。

僕の書いたreflectionのリンクを貼っておきます。

https://drive.google.com/file/d/0BzA9X1kZX185R29VWUg0ME5ZZUk/view?usp=sharing

以下先生からのfeedbackで僕が「ああそうだなあ」と思ったところを抜粋して載せます。

一つ目は質問の仕方に関して。

Your original question, “What is s/he doing?” resulted in many possibilities. In order to differentiate instruction, you could have accepted the many partial answers you received on the way soliciting the sentence you had in mind. For example: The “Taking a break” picture resulted in “getting water” and “holding a glass” both of which are correct answers. Further questioning might have yielded the desired response: “Where is she?” (at work; in the office) “Why is she drinking water? “She’s thirsty; she’s taking a break from work).

二つ目はworksheetに関して。

Since the sheets were 2-sided, for the sake of giving directions, you could label each exercise or side of the paper as A or B so that when you referred to them you could cay, “Look at exercise (side) A….” Saying “the other side” doesn’t identify which side you actually want.

最後は全体に関して。

I would like to see a little more direct instruction. Just telling or showing a student something once is not teaching. It needs to connect to previous learning and all teaching should begin there then lead the student to the new information.

他にも自分が教えてるときは気づけなかった点に言及されていて勉強になります。ここまで詳細にfeedbackをもらえる機会はなかなかありませんしね。そんなわけで明日も授業があるのでその準備もしなくては。読まなくてはいけないものがどんどん溜まっているのでそちらにも目を配りつつ。図書館に本が結構届いているようなのでそれも引き取ってきます。

では。

アメリカ New Hampshireより。

おしまい。

実習先での初授業

どうもどうも。ここ最近のニューハンプシャーはなんだか寒暖差が激しくて、先週は最高気温が摂氏10度くらいになる日もあってなんだか身体がおかしくなりそうでした。最高気温が氷点下なんてこともあるので、最近はマイナス6度くらいまでならあまり寒くないと思うようになっています。

さてさて毎週火曜日に実習先で授業を見ていて、オブザベーションというよりはアシスタントみたいな感じで授業に入ってやってる感じでした。今日は、初めて自分が考えたレッスンプランに基づいて、僕が前で授業するという感じ。レッスンプランのリンクです↓

https://drive.google.com/file/d/0BzA9X1kZX185ZmJST2poOUZ1ME0/view?usp=sharing

タイトルがLESSON PLAN FORMATになってるんですが、これはうちのFORMATをコピペして作ってたらタイトルだけ変え忘れてしまっただけでして、あのこれは僕が書きましたw

過去のエントリー(初めて感じた「褒める」ことの必要性「英語は世界中で話されているから勉強しよう」)あたりで、僕の実習先の様子などを書いているので、参考までにどうぞ。というかむしろバックグラウンド的なことはここでは省かせていただきますご了承ください。レッスンプランにざっと流れは書いてるわけですが、なにやったかっていうと、simple presentとpresent progressiveの比較と口頭練習ですね。時間は90分となってまして、全体で3時間のうちの前半を僕がやったという感じですね。学校教育ではないので、割りと時間とかに緩くて、そういうところ僕はとにかく隙間なく無駄な時間を極力なくしてっていうマインドなのでガツガツやりすぎてしまったかなという感もややあるんですが。

流れに沿って振り返ると、導入では写真を見せながら現在形の導入。ここ数週間は、基本的に現在進行形で日常生活のアクティビティに関する語彙を使って練習するという感じでやっていて、人称とbe動詞の一致や疑問文への変換など割りと機械的操作が多かったんですね。僕がなぜ現在形との比較をやったかというと、なぜbe動詞とV-ingという形式が使われて、それがどういう意味を表すのかというのを理解して練習に取り組んでいるのかという点にすごく疑問があったからです。主語がIならamでとか、動詞のうしろにingをつけて(例えばスペリングでいうとmakeにingをつけるとeが落ちるなんていうこと)は知っているんですね。でもそれの意味わかっているのかなあって。現在形は既習で、先生曰く現在進行形との比較をしたことはなかったということだったので、じゃあそこを扱おうと決めました。まずは復習として、テキストに出ている写真を見せて、それぞれの写真でなにをやっているかを確認。例えば、clean the roomとかmake dinnerとかdo the laundryとか。生徒さんたちは、この写真を見たらingをつけて言うように訓練されているので、cleaning the roomとかって答えてきます。そうやって動詞句を確認した後で現在形を提示。

これは僕が提示したスライドです。まず初めに曜日の確認をして、「はい今日は何曜日ー?」「火曜日だねー。明日はー?」「水曜日ー。」「明後日は?」「木曜日」その次は?」「金曜日」(以下略)みたいな感じでひと通り曜日がわかってることを確かめたあとで、このスライドの1枚目を出して、これだとアニメーションがわからないんですが、Mondayだけがスライドに出ている状態で、”Guess what I do on Monday?”みたいなことを聞いてみます。最初は「???」って感じなので、写真を見せて、”I do my laundry on Monday.”と何回か聞かせた後に文を提示。なんかもう機械的にリピートするクセがついているのか、僕がただ聞いているだけでいいからねと言ってもリピートする人も結構いました。真面目な生徒さんは僕の提示した文を一生懸命ノートに写していたり。さて、次のスライド。同じ要領で、曜日だけ見せておいて、なにが出てくるかを考えさせます。ちょうど今日が火曜日だったこともあって、”teaching!”なんて答えもでてきたりとかw 写真を見せて、ターゲット文を言って、文を提示。水曜日までいくと、なんとなく要領がつかめてきたのか、テキストの例を見て、”washing the car!”とかそういうのがいろいろ出てきます。こんな感じで、月から金までやって、そのあとはevery morningとかevery nightなんていうのを出したり。最後にはevery dayです。こんな感じで、現在形のもっている「習慣」の意味に焦点をあてました。別にGoogleで画像検索してもいいんですが、僕自身の写真を使うことで興味をひけると思いましたし、主語を一人称だけで文を作れるのでそうしました。習っているとはいて、現在形で主語がかわると三人称の-sがでてきてしまい、また現在進行形でもbe動詞の形がかわっていろいろ複雑になるので、極力シンプルにという狙いです。もう少し上のレベルだったら、例えば他の先生の写真だったりとか、あるいは生徒の写真を撮ったり、有名人の写真とかを探してみて使うのも練習にはなるかもしれません。とりあえず今回は一人称のみです。

現在形をいれたあとに、現在進行形との比較。まあありがちですけど実際にその場でやるってやつですね。教室内でその場で自然に表現できるものの方がわかりやすいと思ったので、

I drink water every morning.とI am drinking water nowの比較。前者を何回か言った後に、実際に水を飲むところを見せてI am drinking water now. といいます。そうやって、現在形と現在進行形の違いを示したあとで、I drink water. という文を提示して、アニメーションでamとingをくっつける様子を見せて視覚でも認識させます。

そのあとは、スライドで写真とともに提示した文を1つずつ見ながら、現在形と現在進行形の文をリピートさせました。リズムや発音にも特に気をつけながら長い文は後ろからon Wednesday→on the phone on Wednesday→talk to my friend on the phone on Wednesday→I talk to my friend on the phone on Wednesday.という感じでやってみたり。この文では主語のIがなくても同じリズムで読めるようにっていうのを指導しました。丸いテーブルが3つあるという配置だったので、うまく言えてないところはテーブルごとに指導したり、発音が間違っているときは僕の口をよく見るように言って、少し大げさにやってみせたりするようなこともテーブルごとにやりました。何回かやってると、ぱっと誰かが綺麗な発音をしていたりしていて、そこはすかさず「それ!今の!」とかって拾ってあげたり。

文が8種類のそれぞれ現在と現在進行形ということで最後の方ちょっとだれちゃっていたきもするのでもう少し読ませ方のバリエーションとかがあったらよかったと思います。

その後には、ペアを作って、ペアで1枚の紙を渡し、片面にはさきほど練習した文の現在形、もう片面には対応する現在進行形の文を印刷したものを配って、向い合って紙を持ち、現在形の方を見ている人は対応する現在進行形を、現在進行形を見ている人は対応する現在形の文を言わせるという活動をしました。説明したあとに、1組ペアを前に呼んで、デモをやらせたんですが、わかってると思いきやこれがなかなか伝わらなくて、結局とりあえずやってみようということでやらせたんですがほぼ全員書いてある文をただ読むだけという活動になってしまい、僕の授業を見に来ていた大学の先生と僕の実習先の先生も総出で教えることになる始末。これは大失敗でした。確かに少し複雑かなとは思いましたが…どうやったらもっとわかりやすく説明できたのかなあということは終わった今でも答えは出てません。

まあそんなわけで、途中で裏に書いてある文を言うんだということを理解した生徒さんが何人か出てきて、母語の通じる人同士では母語で説明しあっていたりしたのですが、それでもなかなか理解するのが難しかったようでした。そのあとにやったのはグルグルです。

https://drive.google.com/file/d/0BzA9X1kZX185Nzk3WlhZd19wd2M/view?usp=sharing

こんな感じで、現在進行形の文を長さと難しそうな発音があるかないかっていう観点で僕の独断で並べました。まずざっとclearningとかroomなどのLとRや、laundryやdrinkにあるdrの発音あたりを全体で確認したあとに、テーブルを脇に寄せて、教室の真ん中で輪を作って、僕にとっては本格的にこれだけの人数(20人くらい)でグルグルをやるのは初めてでした。なるべく厳しくするように心がけたのですが、やってるうちに自分の基準がぶれたりしてないかとかいろいろ考えたり、あまりにも同じ所でつっかえすぎてるとその場で何回かリピートさせたりとかしてちょっと1人にかける時間が長かったよなあ絶対とは思いました。それでも、授業を通じて同じ英文を素材として使っていたので、「読まないで目を見て」という指示をださなくてもしっかり文を言えている人も結構いて、僕自身もチェックする際の距離感をやっているうちにどんどん縮めていけたと思います。やはりlaundryで止まる人が多くて、drinking waterまでいけた人はいませんでした。途中で、OK出たのにまた同じ文を言ってる人が何人かいたので一回止めて、一度OKもらったら次の文にいくようにと指示を出したら、できてないのに次の文にいく人とかもいてあれれと思ったのですが、そういう人が次の文、例えばroomでつまってたけど次のhomeworkはちゃんと言えるみたいな例もありました。そう考えると、なにも順番通りにしなくても、自分が言えそうなやつからチャレンジするっていう方法をとっても良かったかもしれませんが、そうやって指示したときに、どれからでもチャレンジしてよくてそれは自分で決めてもいいよということが理解してもらえたかどうか、というより自分がそれを理解させられたかを考えるとちょっと自信がありません。

文法的なことをいうと、導入時に形式を明示したいがために使ったam V-ingという形式のまま口頭練習させていたことがどうかという点はあると思います。I’mのほうが普通ですし、それは既習事項でもあるので、どこかでさらっとI am→I’mに変えて練習はそちらを使ったほうがよかったかもしれません。また、同じ文を最初から最後まで一貫して使うということにこだわったおかげで、その文を正しい発音で言えるというところまではいけましたが、結局使った文はI amといっておいてまったくpersonalizeされたものでもないですし、対面練習のときにも、曜日が固定されているということははっきり言ってどうでもいいことではあったと思います。別にcleaningが月曜でも、taking out the garbageが水曜でもなんでもいいわけで。ただし、じゃあここで、自分で1週間の予定を作ってみよう的な活動をしたとして、それがうまく機能していたかどうか、あるいはそれを伝えあうようなinformation-gap系の活動をしたとして、それがうまくいったのかどうか。僕はそれは結局ぐだぐだになってしまっただけだと思うんです。もちろん、実際にどういうところでやっているかレベルがどれくらいなのかは僕が一番わかっているわけでしてこういうこと言うのフェアではないんですが、僕は、このレベルではとにかくたくさん聞いて、たくさん練習する、僕はそれこそこれが「英語に慣れ親しむ」ってことなんじゃないのかなと思うんですね。それに、僕が授業に入って、発音に注意を向けるようにって指導しているために、自分から口に出して練習していたり、僕にそれを聞かせようとしてきたりということがあったりして、下地みたいなものはできているような気がします。そういう練習をさせるにも、意味は理解させた上でというところはしっかりしていかないと思います。そこが足りないとずっと感じていたので、それをやれたことはよかったんじゃないかと思います。まあそうはいっても、対面練習は初めてだったということもあって機能しなかったのでちょっと改善が必要なんですが…まああまり焦りすぎずというか、授業時間が90分あるといっても、あまり多くをつめ込まず、ゆっくり一歩ずつ、着実に、というのを忘れずにやっていきます。これからもっともっと授業やりますし。

では。

アメリカ New Hampshireより。

おしまい。

追記:2/14/2013

先生からのfeedbackと僕のreflectionのファイルのリンクを貼っておきます。もし興味おありの方いましたらどうぞ。

feedback

https://drive.google.com/file/d/0BzA9X1kZX185eHIxZFNDM3piZU0/view?usp=sharing

reflection

https://drive.google.com/file/d/0BzA9X1kZX185YlRKYUdQcHBsemM/view?usp=sharing 

「英語は世界中で話されているから勉強しよう」

どうもどうも。昨日の夜中におそばの記事を書いたばかりなので連投ぽいですが、今日もちょっと書き留めておきたいなと思ったことがあったので。

毎週火曜日は、実習先の授業を見学して、reportとreflectionを書くという課題があります。それを木曜日の授業に持って行ってまあいろいろ先生と話すっていう流れです。今週は、火曜日にStudent Appreciation Dayというのがあるから授業はないんだけどということを言われていて、まあじゃあなんかとりあえず火曜日にも行きますよっていうことで行ってきたんです。それで今日はどんなことがやったのかっていうと、3人の先生に教わっている学生(英語ならstudentでいいのだろうけれど、ほとんどの皆さんは僕より年上なので「生徒」ではないし、かといって「学生」もほんとはなんだかしっくりこないのですが、「学習者」もこの場合は変だと思うので一応「学生」とします)全員が集まって、「よく頑張りましたね。」というcertificateが授与される会でした。100時間以上授業に参加した人は、シルバーの、200時間以上の人はゴールドの☆のシールが貼ってあったりとか、成績優秀者(どうやって成績つけてるのかとかは不明というかそもそも成績なんてつけてないと思うのでアバウトな主観だとは思いますけど)には粗品がもらえたりとかして、各クラスで先生に選ばれた代表者がスピーチするというイベントでした。

僕が毎週入ってるクラスは一番したのクラスなので、スピーチも先生が作った原稿を読み上げるだけでした。それにしても、きっとたくさん練習したのでしょう、ああこんなに読めるんだなと感心しました。クラスの中で特別に英語ができるという人でもなかったので、なおさらでした。

もう一つ上のクラスの代表の人は、準備してたのかしてなかったのか、原稿はなしで2,3文言うだけでした。それでも自分で文を生成してアウトプットしているのでああこの人達の方が英語できるなぁという感じ。

一番驚いたのは、一番上のクラス(といってもintermediateって呼ばれています)の代表の人でした。

まず原稿は一切見ずに、しかも複雑な構造の文(例えば関係代名詞の修飾とか主語に名詞節を使ったり)もすらすらと出てきていてびっくりでした。発音に関してはかなり改善の余地はありましたが、まあでも言っている内容は理解できる程度。その言っている内容がまたしっかりしていて、先生方への感謝であったり、はたまたESLクラスを運営しているsocial serviceへの感謝であったり(事務所の人も見に来てました)、また仲間への激励のメッセージであったりが含まれていて、ああゼロからスタートしてもここまでいけるんだなぁと。

ただ、スピーチの内容で少し気になったことがあって、「ちゃんとクラスに毎日来て、英語を勉強しよう。アメリカではどこに行っても英語を話せなければいけないし、またアメリカ以外でも英語は世界中で話されています。なので英語を勉強することは大事です。」というクラスメイト向けのメッセージがありました。それがなんか引っかかっちゃったんですよね。前半はともかく後半部分。「アメリカにいるから英語を話せなくてはというのは」というのは論理としてわかるのですが、「英語は世界中で話されているから」というのはちょっと気をつけなければいけないポイントだよなと。こういった思想が、果たして授業中に先生から刷り込まれたものなのか、それともどこかで自分でそう考えるようになったのか、あるいはこのスピーチの内容自体先生が考えたものであってその人の考えではないのかとかいろいろ今考えると聞いておけばよかったなと思うことはたくさんあるのですが、それにしても英語学習のモチベーションとして、「世界中で話されている」だとか、「英語が出来れば世界中の人とコミュニケーションがとれる」といったような言説がミスリーディングであるということに英語教員は自覚的でなければならないと思いますし、むしろできれば言わないほうがいいのではないかとすら思えます。こういう言説を素直に信じてしまった英語学習者ってある意味被害者なんじゃないのかなぁって。英語の母国語話者がこういう思想を持っているよりは(それもアレですけど)英語学習者がこういうこと思っている方がたちわるいっていうかなんていうか。

まぁそんなことが気になったわけですが、スピーチ自体は大変立派だったと思いますし、あれを見てあれくらいできるようになりたいと思う人なんかがいればいいなと思います。

あそこで英語を学ぶ人達が、授業に来るとき以外はどんな生活をしているのかはわかりませんが、一応EFLよりはインプットあるとされる環境にいても、100時間や200時間やったところでペラペラになんてならないんですよね。むしろ僕が入ってるクラスでも英語が喋れない人がほとんど。もしかしたら指導があまりうまくいっていないのかもしれませんけど。100時間て、まあ中学の1年間の授業時数よりちょい少ないくらいですよね。もちろん、しっかり母語で教育を受けてきた上で始まる日本の中等英語教育と、リテラシーを身につけさせるところから始まる英語教育では、同じ「初学者」でもスタート地点は全然違うと思いますから、同じ時間数でもどこまでもっていけるかは違うと思います。インターン生ということで時間は限られているわけですが、それでも少しでも英語力を伸ばしてあげられるような授業ができればいいなと思いますね。そんなわけでちょっとよくわからなくなったところでおしまい。

では。

アメリカ New Hampshireより。

おしまい。

初めて感じた「褒める」ことの必要性

どうもどうも今週から新学期がスタートし、今期はpracticumとcurriculum developmentの2つを取っています。前回の記事でも触れた通り、実習先は、とあるsocial serviceで移民の方々向けに英語を教えてる先生のところで実習をやることになりました。

火曜日に、実際に授業を見学させてもらいに行ってきたのでそのことを書いておきたいと思います。最初にざっとどんなことを授業中にやっていたのか、その後にタイトルにも絡めたことを書きたいと思います。

教室は結構広くて円卓が6つと前にホワイトボードがあって、英語教材が後ろの棚にどさっと置かれていました。授業は午前9時から12時までの3時間でしたが、とくに9時になったら始めるということもなくて、ぞろぞろと人が集まってきて、その度に先生が僕を紹介してくれて挨拶をし、談笑しながら授業の準備をしてちゃんと始まったのは25分過ぎたあとからでした。レベルはlow beginnerなので、ほぼ英語が喋れないと言ってもいいくらいで、なかにはかなり強いアクセントありながらも結構流暢にしゃべっている人もいました。ほとんどがブータンからの移民で、自国では学校に行ったこともなかったという人や産まれてからずっと難民キャンプで暮らしていたという人も。年齢もかなり幅があって、孫がいるようなおばあちゃんから僕と同い年くらいの若い人までが一緒に英語を勉強するというような環境。名簿には20名ほどの名前がありましたが、誰がいつ来るかは先生にもわからないというほど出席にばらつきがあるそうで、また途中から参加したり途中で授業を抜ける人も多いので臨機応変さが求められそうです。

授業で扱われたのは現在進行相で、まずは導入として様々な動詞をingにすることを”What are you doing?”というようなインタラクションで。これは授業が終わったあとに聞いたことなのですが、前日に既に現在進行相の意味と形式の確認は済ませてあるということでした。なので復習といったかんじ。ですがなかにはこの日が初めてという人もいて、そういった人たちにとっては初めて学習する項目ということになります。

導入のあとはプリントにあるダイアログをペアで読む練習でした。人数の関係で、僕も一緒に混ざってやったのですが、やはり発音がどうしても気になってしまって何回か止めて練習させたりしてみたのですがむずかしいですね。sheの発音が全部seaになってしまっていて、それを矯正することが結局最後までできませんでした。初対面ですし勝手に違うことするのもはばかられたのですが、僕が授業やるときにはどうにかして発音練習を授業に組み込んでいけたらいいなと思っています。

次に、doing the laundryといったフレーズが書いてある紙と写真をバラバラに配って、”Are you doing the laundry?”とか現在進行形を用いて質問をし、自分の持ってるフレーズが表す行為の写真を持っている人を探すというマッチングアクティビティ。日本の中学校や小学校の外国語活動でたまに見られるように、実際に英語を使わないで持ってるモノを見せ合っておしまいみたいな場面が見られました。すべての指導が英語で行われるので、本当にとにかくやってみせることが一番大事なのかなと思いました。いくら丁寧に指示を出したと思っても、すべての指導が英語で行われるわけですから学習者がちゃんと理解してくれていない可能性も大いにあります。とくにこのレベルでは。

そのあとは、主語と動詞(この場合はbe動詞)の一致が問われる作文エクササイズ。主語(例えばTom and his friendとか)と、動詞句(例えばwash the car)があって、

Tom and his friend are washing the car.

という文を作らせるような問題をいくつか。一文ずつ先生が指名して、生徒が一人ずつ前に来て書くという感じ。

僕は、生徒が間違えたときにはなるべく自分で間違えに気づかせる方向に持っていきますが、先生は結構ダイレクトに間違えを指摘する感じでした。

そのあとは、ペアのスペリングアクティビティ。アルファベットが書かれた小さなカードを机に広げ、先生が動詞を言うのでその動詞にingを付加してカードを並べて単語をつくるという。

結構盛り上がってましたが、やっぱり指示がうまく行き届いていなくてなにをやったらいいかわかっていなかったり、動詞だけでいいのに文を作っていたりとかまあそういうコミュニケーションのずれみたいなのはちょくちょく見られました。またペアによってもモチベーションに差があって、難しすぎて逆につまらなそうに見える人もいました。レベル分けされてるとはいえ能力に差はありますから、どうやってペアを組むかという点ももう少し工夫が必要そうです。

そんな感じで残り15分くらいになるとぞろぞろと人が帰りはじめたので、最後は雑談でおしまいって感じでした。

さてさて、タイトルはちょっと煽りすぎっていうか、褒めることが大事ってのを初めて感じたっていうのは言い過ぎかもしれないんですが、僕が何を言いたいかって言いますと、こっちってほんともうとにかく褒めて褒めてとにかくあまり間違いを訂正したりしないで”encourage”するっていうのが結構というか僕が思うに日本よりはるかに重要視されているように思うんですね。まさに某家元が大嫌いそうな、いつもやり玉にあがってる光景がよく見られるんです。今回見た授業もその典型といってもいいのではないかと思いました。僕も一応英語学習者で、いろんな留学生の英語も聞いたことありますが今回の生徒たちの英語を聞き取るのはかなり難しかったです。もちろん発音だけが原因ではないですが。また、発話に含まれる文法的誤りの訂正もほぼなくて、「意味が伝わればOK」という感じでした。正直にいうとそういう考えは僕はあまり好みではなくて、やっぱり間違えは正すべきだと思っています。ですが今回の授業見学で、「ああこの場合はこれが一番なのかもしれない」と思いました。生徒の母国語でコミュニケーションが取れるならまだしも、英語しかコミュニケーションの手段がない上にほとんどコミュニケーションツールとしての英語が身についていない状況で、生徒との信頼関係を築いて授業を成立するためにはとにかくencourageっていう方法もアリなのかなって。言語も文化もまるっきり違うし共有してるものがかなり少ない状況の中で、愛情としての「厳しさ」が通じるかどうかはかなり怪しいですよね。英語を学習する必要性はあれど(アメリカに住んでいるし)、あまり授業に来ない人もいるそうです。ですから動機がそこまであるわけでもない人も中にはいるわけですし。発音に関していえば、native speaker of Englishの先生が理解できるのだからということもあるのかもしれません。もちろんELLの先生というのは耳が慣れているので強いアクセントの英語でも理解できますが、一般のnative speaker of Englishはそうでもないんじゃないかっていうのは考慮する必要がありそうですけど。

これは最近のいわゆる「体罰問題」にも関係あるかもしれませんが、自分が「生徒のために」と思ってやったことや、「とにかく愛情があれば」みたいなのって結構危険ですよね。教育に限らずに愛情を注げば注ぐだけ、情熱があればあるだけうまくいくってことでもありませんし。まあなんていうかこうバランスっていうんですかね、ちゃんとポイントを絞って、今日はここちゃんとしようあとはとりあえず気にしないでおこうみたいな「割り切り」も必要なのかなぁとか。

それに、いろんな背景があって英語を勉強することになってるわけで、歳も僕より上の方もたくさんいらっしゃってみなさん大人という中で、どんな思いで授業に来ているのかというのも可能な限り考えたいなと思います。

最近は自分が「教える」という立場にいなかったこともあって、久しぶりに英語を「教える」ということをしたときに、わからない→わかる、あるいは、できない→できた、というプロセスを目の当たりにしたときの、「そう!それ!そういうこと!」感みたいなこうなんというか、ああこういうのが楽しいなと思って教員になりたいなぁと思ったんだろうなみたいなことを思い出すこともできて、すごく有意義な3時間でした。

こういう経験は絶対に日本ではできないと思いますので、たくさん学びたいと思います。また、こういう環境で教えることや考えたことが、必ずしも日本の英語教育に当てはまるというわけではないということも十分にわかっています。ですので今回書いたことも、これから実際に僕が授業をするにあたってどういうスタンスでやっていったらいいのかということを考えただけでして、日本の英語教育にどうこうとか誰がどうだこうだとかそういうことを言うつもりはありませんので。

そんなわけで、これから時間を見つけて実習に関することもブログに書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

では。

アメリカ New Hampshireより。

おしまい。